Skydio X10には、3つの異なるフォーカスモードを備えたオートフォーカスカメラが搭載されており、設定を微調整して最高の写真を撮影できます。X10センサーパッケージのカメラには大きな固定絞りがあり、シャッター速度を高速化し、ゲインを低く抑え、光量が不十分な環境でもより多くの光を集めることができます。

焦点距離と被写界深度を理解する

被写界深度は、写真の中で焦点が合っている部分を指し、カメラの絞り、焦点距離、ピクセルサイズ、被写体までの距離の影響を受けます。これは、焦点が最も近い点と最も遠い点との間の距離です。

被写界深度は、被写体から離れるにつれて増加します。写真設定で写真の解像度を¼に設定している場合、シーンからの距離が一定であれば、被写界深度が深くなります。写真の解像度の詳細については、こちらをご覧ください。

最小焦点距離、つまり被写体に焦点が合うカメラからの最小距離は次のとおりです。

  • 広角カメラ:3フィート (1m)
  • 望遠カメラ:16フィート (5m)
  • 狭角カメラ:3フィート (1m)

フォーカスモード

オートフォーカス (AF)
デフォルトでは、カメラはフォーカスと露出を自動的に調整するように設定されています。

このフォーカスモードでは、カメラは画面の中央にあるオブジェクトにフォーカスしがら、自動的にフォーカスを維持します。

CS_App3_media_UI_auto_focus_icon.png

手動フォーカス (MF)
フォーカスを少しずつ手動で設定できます。

手動フォーカスアイコンを選択すると、さらに2つのボタンオプションが表示されます。

長押しすると、フォーカスポイントを素早く変更できます:

  • 山のアイコンを使用すると、遠くにあるものをフォーカスできます。
  • 花のアイコンを使用すると、近くにあるものをフォーカスできます。
  • アイコンをタップすると、正確なフォーカスポイントを指定できます
CS_App3_media_UI_manual_focus_icon.png

タップしてフォーカス
画面上の任意の場所をタッチして関心領域にフォーカスするか、アイコンを選択して中央にフォーカスします。また、カメラは最適な露出 (明るさ) に調整されます。

画像が鮮明になると、フォーカスインジケーターが緑色に変わります。

ロックアイコンを使用すると、その距離でフォーカスをロックすることができます。ドローンを遠くに飛ばしたり、カメラを別の場所に向けたりしても、ロックを解除するか、別の場所をタップするか、フォーカスモードを変更するまで、フォーカスはロックされます。

CS_App3_media_UI_tap_to_focus_icon.png

[note] 「タップしてフォーカス」を終了し、ロックアイコンを閉じるには、「AF」を選択してオートフォーカスに戻ります。[/note]

ベストプラクティス

シナリオ

推奨フォーカスモード

被写体が画面の中央に配置されている場合 オートフォーカス

被写体が中央から外れている場合

タップしてフォーカス
  • 緑色のフォーカスボックスを画面上の任意の場所に置き、写真を撮る前に、対象の被写体がボックス内にあり、フォーカスが合っていることを確認します。

他の物体の近くにある薄い被写体を撮影する場合

タップしてフォーカス

  • ロックアイコンを使用してフォーカスをロックします。
  • 必要に応じて、手動フォーカスに切り替えます。

異なる距離にある2つの被写体にピントを合わせる場合
(例:変圧器のアップと遠くの電柱)

被写界深度を考慮し、ドローンと被写体の距離を調整します。

  • 被写界深度は、シーン全体から遠ざかるにつれて増加します。
  • 遠くまで飛ぶことができない場合は、解像度をフルから1/4に下げると、被写界深度も増加します。

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