Skydio X10の始め方
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安全な飛行
Skydio X10の概要
フライト前
フライト
不測の事態への対応
安全のガイドライン
[warning] 警告:Skydio X10の故障や損傷を避けるため、Skydio安全・操作ガイドの警告および安全情報をよくお読みください。[/warning]
Skydio X10の概要
精密に設計されたハードウェアとインテリジェントなソフトウェアが完璧に連動したSkydio X10。豊富なコンピューティングパワーとモジュール設計により、現在および将来のミッションのニーズを満たす準備がSkydio X10には整えられています。
- Skydio X10は、世界最先端の自律エンジンを搭載しており、自立飛行が可能なうえ、飛行中に学習して洞察力を高め、物体を認識することができます
- 高性能センサーパッケージにより、パイロットは厳しい任務にも対応できる十分なズーム機能と精細な画像を撮影することができます
- Skydio X10のモジュールデザインにより、アタッチメントの取り付けが簡単に行えるため、変化するミッション要件に迅速に対応することが可能です
Skydio X10 Starterキット
- Skydio X10とセンサーパッケージ
- Skydio X10 Controller(Skydio Connectオプションを選択)
- バッテリー(3)
- Skydio X10デュアルチャージャー
- 100W USB-C電源
- 230W高速電源
- 電源ケーブル(2)
- USB-C - USB-Cペアリングケーブル
- マイクロファイバークリーニング 概要 Skydio X10 Starterキット クロス
- 予備プロペラセット(4)
- センサーパッケージロック
- 256GB microSDカード、 プリインストール済み(2)
- イーサネットアダプター
- USB-A - USB-C アダプター
- ネックストラップ
- Starterケース(ハードシェル)
Skydio X10 Starterケースレイアウト
Skydio X10 Starterケースには、Starterキットのすべてのコンポーネントが事前にパ ッケージ化されています。大部分のスロットは特定のアイテム用に設計されています が、柔軟性の高いスロットもあります。
- プロペラ
- X10 Controller
- X10バッテリー
- X10バッテリー
- Skydio X10ドローン
- フレックススペース:X10バッテリー または100W電源
- X10デュアルチャージャー
- フレックススペース:100W電源ま たはアタッチメント
- フレックススペース:アタッチメン トまたは100W電源のみ(バッテリ ーは推奨されません)
- フレックススペース:230W電源ま たはアタッチメント
- クイックスタートガイド確認のた めのQRコードカードおよびその 他文書
Skydio X10ハードウェア
.
- シャーシ
- アーム(4)
- センサーパッケージ
- センサーパッケージフレーム
- ログ/メディアカードスロット(2)
- 上部ナビゲーションカメラ(3)
- 上部アタッチメントベイ(A2)
- サイドアタッチメントベイ(A3、A4 )
- 下部ナビゲーションカメラ(3)
- 下部アタッチメントベイ(A1)
- 飛行時間センサー
- 着陸脚/アンテナ
- プロペラ翼
- RGB/ストロボライト
- プロペラモーター
- 冷却ファン/冷却出口 概要
- USB-C充電ポート
- バッテリーライト
- 電源ボタン
- バッテリー
Skydio X10 Controllerハードウェア
- 左ジョイスティック
- メニュー/戻るボタン
- C1ボタン*
- C2ボタン*
- C3ボタン*
- 電源ボタン
- 離陸/帰還/着陸ボタン
- 一時停止ボタン
- 方向パッド(D-pad)
- 右ジョイスティック
- コントローラーカバー/アンテナ
- R1ボタン(シャッター)
- 右ホイール
- HDMIポート
- USB-C充電ポート
- L1ボタン (ブースト)
- 左ホイール*
- R2ボタン1
- 冷却ファン
- ネックストラップ2と三脚マウント
- L2ボタン*
*カスタマイズ可能
Skydio X10の開梱
ステップ1 - Skydio X10をケースから取り出します
Starterケースを開きます。指定の切込み部分(下図のハイライト部分)に手を入れ、Skydio X10をシャーシの下方からつかみ、上方向に持ち上げて取り外します。センサーパッケージ、ア ーム、リア部分を持ってX10を持ち上げないでください。
ステップ2 - リアアームを広げます
センサーパッケージを自分の反対側に向けてドローンを持ちます。アームが所定の位置に達す るまで、シャーシから横方向に引き離します。
ステップ3 - フロントアームを広げます
アームを下に押して前方に広げます。アームが所定の位置に達するまで、ゆっくりと動かしま す。
Skydio X10バッテリーの充電
Skydio X10バッテリーは休止状態で出荷されるため、箱から取り出しただけではドローンの電 源を入れることができません。このバッテリーは、初回の充電を行うと自動的に休止状態が解 除されます。
ステップ1 - ドローンからバッテリーを取り外す
Skydio X10バッテリーは磁石によって所定の位置に固定されています。
- ドローンのシャーシを片手でしっかりと掴みます。
- もう一方の手でバッテリーを持ちます。このとき、手のひらを電源ボタンの上に、親 指をバッテリーの下にして掴みます。
- バッテリーが磁石から外れるまで、指でドローンを押し、バッテリーをスライドさせ てセンサーパッケージから取り外します。
ステップ2 - X10デュアルチャージャーを電源に接続します
230W高速電源をX10デュアルチャージャーに接続し、電源に差し込みます。
ステップ3 - X10デュアルチャージャーにバッテリーを装着します
バッテリーをゆっくりと押し下げ、正しい位置に装着します。バッテリーが接続されると、充電 が開始されます。
- 対応するバッテリーが充電されている間、X10デュアルチャージャーのライトが青く点 滅します。
- ライトが緑色に点灯したら充電完了です。
- Skydio X10デュアルチャージャーは、2つのバッテリーを順番に充電します。充電量 の多いバッテリーの完全充電が優先されます。両方のバッテリーが消耗している場合 は、先に挿入されたバッテリーが優先されます。
Skydio X10 Controllerの充電
ステップ1 - USB-C充電ポートの位置を確認します
充電ポートはコントローラーの背面にあります。
ステップ2 - 100W電源を挿入する
Skydio X10 Controllerを100W電源に接続します。電源にプラグを差し込みます。コントローラ ーの前面にあるライトが点灯し、充電レベルが表示されます。
デバイスのセットアップとペアリング
[note] 注:フライト前に、Skydio Cloudアカウントのセットアップ、ユ ーザーの追加、デバイスを登録し、Skydio Flight Deckにアクセ スし、ソフトウェアのアップデートを受信できるようにする必要 があります。[/note]
ステップ1 - Skydio X10 Controllerの電源を入れます
コントローラーの蓋を開け、電源ボタンを5秒間押し続けます。コントローラー前面のライトが 点灯し、充電レベルが表示されます。コントローラーが起動するまで、そのまま電源ボタンを5 秒間押し続けてください。
ステップ2 - Skydio Flight Deckをセットアップします
Skydio Flight Deckは、コントローラー上で動作する専用のフライトソフトウェアです。
- X10コントローラーのセットアップ中にワイヤレスネットワークに接続するように指示 された場合は、この手順を無視して、代わりに付属のイーサネットアダプターを使用 してください。
- Skydio Cloudアカウントに関連付けられているメールアドレスを入力します
- メールに送信されたアクティベーションコードを入力します 4. コントローラーのパスワードを設定します(オプション)
[note] 注:パスワードを忘れた場合、パスワードを再設定または復元することはでき ません。パスワードが正しく入力され、安全な場所に保存されていることを確 認してください。パスワードを紛失した場合は、コントローラーを交換する必要 があります。[/note]
ステップ3 - X10バッテリーを挿入します
磁石同士がかみ合うまで、バッテリーをセンサー パッケージに向かってレールにスライドさせ ます。
- バッテリーとレールにゴミや障害物がないことを確認してください
- 飛行させる前に、バッテリーが正しく装着されていることを確認してください
ステップ4 - Skydio X10の電源を入れます
バッテリーの電源ボタンを3秒間長押しします。X10の電源がオンになると、ドローンのアームの ライトが青色に変わります。
ステップ5 - ドローンとコントローラーをペアリングします
USB-Cペアリングケーブルを使用してデバイスを接続します。ペアリングが完了するまでお待ち ください。
- ペアリングが成功すると、ドローンのライトが青色に点灯し、ドローンの名前が画面に 表示されます。
- 一度ペアリングすると、次回以降、ドローンとコントローラーが飛行前に自動的に接 続されます。
ステップ6 - センサーパッケージのロックを取り外します
ゆっくりと引っ張り、ドローンの上部から取り外します。
- 保管時や輸送時に再度取り付けるため、この部品は取っておいてください。
デバイスの更新
最適なパフォーマンスを実現するために、Skydioシステムを最新の状態に保つことをお勧めし ます。Skydio X10およびX10 Controllerの更新プログラムが利用可能になると、Skydioから通 知が届きます。
ソフトウェアの更新プログラムが利用可能な場合、X10 Controllerがインターネットに接続さ れている場合、「グローバル設定」>「情報」メニューでシステムを更新するオプションが表示 されます。
[note] 注:Skydio X10コントローラーをインターネットに接続する場合(例:製品アップ デート、地図のダウンロード、ライブストリーミング)、付属のイーサネットアダプ ターはイーサネットケーブルを介してのみ使用してください。X10コントローラー を、組み込みのWiFiラジオを使用してワイヤレスネットワーク経由でインターネ ットに直接接続しないでください。[/note]
飛行前点検
[warning] 警告 : 安全な飛行のため、離陸前にドローンと周囲の環境を注意深く確 認してください。[/warning]
- シャーシを点検して、損傷がないことを確認します。
- ドローンのアームを点検して、アームが完全に伸びること、損傷がないことを確認しま す。
- 離陸する前にバッテリーを点検して、しっかりと固定されていることを確認してくださ い。Skydio X10はバッテリーを固定するために磁石を使用しているため、金属の破片 を引き寄せる可能性があります。コネクタピンに異物や損傷がないことを確認してく ださい。
- 飛行前に、清潔なマイクロファイバーの布を使ってカメラのレンズと飛行時間センサ ーを清掃し、カメラに埃や汚れがないようにする必要があります。
- プロペラを扇状に広げて、プロペラがしっかりと取り付けられていること、モーターに 正しく固定されていること、自由に回転することを確認します。プロペラにひび割れや 損傷があってはいけません。プロペラが損傷したまま飛行しないでください。
- 電源を入れる前にセンサーパッケージを点検して、センサーパッケージが自由に動くこ と、損傷がないことを確認し、飛行前にセンサーパッケージロックを取り外します。
- すべてのUSB-CおよびmicroSDカードポートがしっかりと密閉されていることを確認 します。
- 離陸前に周囲を確認し、安全に飛行できる環境を確保してください。
- コントローラーカバー/アンテナをドローンに向けると、ワイヤレス性能が最大限に発 揮されます。 • 飛行前に、バッテリーが完全に充電されていることを確認してください。
- 飛行前に、ドローンとコントローラーのアップデートを確認してください。
離陸中
[note] 注:最初の飛行の前に、必ず帰還動作と接続切断時の 動作を設定してください(「グローバル設定」>「帰還」)。[/note]
ステップ1 - 離陸させるための安全な空きスペースを見つけます
離陸できる安全な空きスペースを見つけ、ドローンを安定した地面に置きます。全方向に約10フ ィート(3m)のスペースを確保してください。
「Fly Now」を選択します。
ステップ2 - 離陸する
ドローンは打ち上げ時に360度回転して、慣性測定装置(IMU)とナビゲーションシステムのキ ャリブレーション(調整)を行います。
オプション1 - 画面上のスライダーをドラッグする
画面から指を離すと、ドローンの離陸が開始されます。
オプション2 - コントローラーの離陸/着陸ボタンを長押しする
画面にチェックマークが表示されると、ドローンは離陸を開始します。
[warning] 警告:離陸時のドローンの高度が3m(10フィート)未満になると、障害 物回避機能が無効になります。操縦者の負傷やドローンの損傷を避ける ために細心の注意を払ってください。また、回転するプロペラには触れ ないでください。[/warning]
フライト画面
- グローバル設定
- 表示レイアウト
- ARクイックアクション
- 障害物回避クイックアクション
- アタッチメントクイックアクショ ン*
- ドローンのバッテリー
- 信号強度
- テレメトリー(カスタマイズ可 能)
- 自律ステータス
- 帰還/着陸
- フライトスキル
- マップ設定
- サーマル設定
- カメラ設定
- カメラモード
- シャッター
- 通知
- ズーム
- フォーカスコントロール
- ピクチャーインピクチャー(PIP)
- ビューセレクター
*アタッチメントを使用しているときにのみ表示されます。アタッチメントは近日公開予定で す。
フライトコントロール
デフォルトでは、フライトコントロールはモード2に設定されています。モード2では、左のジョイ スティックでドローンの高度と水平回転を制御し、右のジョイスティックでドローンの前進、後 退、および横方向の動きを制御します。
感度とコントロール
[note] 備考 : ドローンの速度を最高速度まで上げるには、ピッチ感度を上げ てください。[/note]
「グローバル設定」メニューで「Flight Controls」を選択すると、コントロールの感度やコント ロールモードを変更することができます。
帰還
ステップ1 - 画面の右上またはコントローラーの帰還/着陸ボタンを選択する
ステップ2 - 帰還場所を選択するか、所定の位置に着陸する
デフォルトでは、Skydioは現在の高度から20メートル(65フィート)上昇し、26キロメートル(22 マイル)の速度で戻ります。
[note] 注:このデフォルトの帰還動作は、「グローバル設定」メニューの「帰 還」で変更できます。詳細については、前ページのQRコードをスキャン してご覧ください。[/note]
着陸中
所定の位置に着陸する場合は、次の3つのオプションがあります。
オプション1 - 画面上のスライダーを選択してドラッグする
画面から指を離すと、着陸が開始されます。
オプション2 - コントローラーの帰還/着陸ボタンを長押しする
画面上にチェックマークが表示されたら、着陸が開始されます。
オプション3 - 画面上の帰還/着陸ボタンを長押しする
画面上にチェックマークが表示されたら、着陸が開始されます。
[warning] 警告:着陸動作中のドローンの高度が10フィート(3m)未満になると、 障害物回避機能が無効になります。操縦者の負傷やドローンの損傷を 避けるために細心の注意を払ってください。また、回転するプロペラには 触れないでください。[/warning]
不測の事態への対応
[note] 注:飛行中はSkydio Flight Deckで、バッテリー残量、信号品質、そ の他の飛行中の通知に関するアプリ内アラートを常に注視してくださ い。[/note]
低バッテリー
Skydio X10は、離陸地点またはホームポイントからの高度と距離を評価し、帰還して着陸する タイミングになると警告します。その時点で帰還または着陸を開始することを強くお勧めしま す。
- 飛行を続行する場合、Skydio X10は現在の高度に基づいた飛行可能時間が残り2 分になると通知し、バッテリーインジケーターは2分間のカウントダウンを開始しま す。そのまま飛行を続けることも可能ですが、安全な場所まで飛行させ、着陸させる ことを強くお勧めします。
- カウントダウンを無視して飛行を続けると、2分間のカウントダウンが完了した時点 でSkydioが自動着陸を開始し、キャンセルできなくなります。この場合でも、障害物 を避けるために、ドローンをロール、ピッチ、ヨーの方向に動かすことができま
接続切断
接続が切断された場合、Skydio X10はデフォルトで「接続切断」設定になります。接続が切断 された場合に [帰還](デフォルト)するか [ホバリング] するかを選択します。
帰還(デフォルト)
帰還前待機 - Skydio X10が帰還飛行を開始 するまでの待機時間を設定し、再接続する 時間を確保します。 帰還して着陸 - 有効にすると、ドローンは帰 還し、指定した時間ホバリングした後に着 陸します。 着陸前待機 - ドローンが着陸する前に着陸 地点上空で待機する時間を0~300秒の間 で設定します(デフォルトは240秒)。この設 定は、[帰還して着陸] トグルスイッチがオン になっている場合のみ有効です。
ホバリング
ホバリングして着陸 - 有効にすると、Skydio X10は指定した時間ホバリングした後、ビジ ュアルナビゲーションを使用して着陸できる 安全な場所を探します。
着陸前待機 - ドローンが着陸するまでの待 ち時間を0~300秒の間で設定します(デフ ォルトは240秒)。この設定は、「ホバリング して着陸」トグルスイッチがオンになってい る場合にのみ有効です。
Skydio X10は接続の回復を行いながらホバリングを続けます。再接続に失敗し、バッテリー残 量が少なくなった場合、以下の行動を取ります。
- 自動帰還が設定されている場合、ドローンは離陸地点またはホームポイント(設定さ れている場合)に戻ります。
- 自動帰還が設定されていない場合、ドローンはビジュアルナビゲーションを使用して 着陸できる安全な場所を見つけます。
- GPS飛行の場合、ドローンは視覚的ナビゲーションを使用できず、垂直に降下して着 陸します。
GPSの途絶
Skydio X10がGPS信号を喪失した場合は、ビジョンシステムを使用して飛行を継続しま す。GPSを必要とするアクションは無効になります。
ビジュアルナビゲーションも利用できない場合(例:高所ミッション)、ドローンは緊急着陸を 開始します。コントローラーが接続されている場合は、オプションでパイロット支援を利用で きます。
例: Skydio X10がGPSのみを使用したフライトモード(例:NightSenseを使用せずに夜 間に飛行している場合)でGPS信号を失った場合、パイロットによる緊急着陸が開始され ます。
緊急着陸
Skydio X10が回復不能な予期せぬ状態に陥った場合、自動的に緊急着陸を開始します(コン トローラーが接続されている場合は、オプションでパイロット支援を利用できます)。コントロ ーラーが接続されている場合、Flight Deckに警告通知が表示されます。
- Skydio X10は、ナビゲーションカメラとGPSを使用して垂直降下を行います
- これらのシステムが利用できない場合、ドローンは気圧計のみを使用して急降下する ため、横方向のドリフトが発生する可能性があります。
予期せぬ状態が解決されると、Skydio X10は緊急着陸を停止し、コントロールを取り戻すこと ができます。
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