Skydio 3D Scanでタワーキャプチャを使用する方法
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3Dタワーキャプチャは、通信塔などの垂直構造物をキャプチャするために最適化されています。このモードは、合理化されたセットアッププロセスと新しいデフォルト設定により、バッテリー寿命を節約し、スキャンセットアップをより効率的にするように設計されています。
[note] Skydio 3D Scanによるタワーキャプチャは、Skydio 2/2+およびSkydio X2飛行システムでサポートされています。タワーキャプチャは、Skydio X10飛行システムではサポートされていません。[/note][warning]電磁干渉(EMI)のリスクを低減するため、X10ドローンとエミッター(携帯通信塔を含む)の間に少なくとも10フィートの距離を保たなければなりません。EMIはカメラの故障を引き起こし、操作中のリモートパイロットの状況認識に影響を及ぼす可能性があります。制御飛行と自律飛行の両方に混乱が生じると、機体を完全に失ったり、重大な身体的傷害のリスクを負ったりする可能性があります。[/warning]
3Dタワーキャプチャでは、スキャンボリュームを円柱として定義できます |
タワーの中央に単一の中央ピラーを設定し、横方向のピラーを配置する代わりに半径を作成します |
3Dタワーキャプチャは、デフォルトでタワーの上部または下部から開始する飛行経路を設定し、SkydioはZ軸を中心にらせん状のパスを飛行します。 |
カメラのジンバル角度は自動的に下向きになり、スキャン画像に重要なテクスチャ表面のみが含まれるようにします。 |
Xおよび/またはYスキャンパスを有効にすると、Skydioは、過度または冗長な画像をキャプチャすることなく、アンテナの下側などの水平要素をインテリジェントにキャプチャします。 |
動作モードの変更
スキャンを開始する前に、まずドローンを再起動して3Dスキャンモードに入る必要があります。Skydioは電源を入れ直して動作モードを記憶するため、この捜査は3Dスキャンと他のフライトスキルを切り替え時にのみ行う必要があります。
- 地上でドローンに接続しているときに3Dスキャンモードに入る必要があります
ステップ1 -「モードの切り替え」を選択します | |
ステップ2 - 3Dスキャンを選択して再起動します Skydioが自動的に再起動します。これには約1分かかります。 再起動後、Skydioはコントローラーとモバイルデバイスに再接続します。 |
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ステップ3 - フライトを開始します Skydioが3Dスキャンモードに入ると、飛行の準備が整います。
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[note]フライトスキルへのアクセスを回復するには、3Dスキャンを終了する必要があります。終了するには、まずドローンを着陸させます。飛行画面に戻り、「スキルを使用」を選択します。「デバイス設定」メニューで機体モードを変更するオプションもあります。[/note] |
飛行開始前の確認事項 :
- 65フィート (20m) を超えるスキャンにはGPSロックが必要です。
- ワークフローのどのステップでもやり直すことができます。これを行うと、既に完了したステップがリセットされ、キャプチャされたメディアはすべて破棄されます。
- Skydio X2 Color/Thermalで飛行している場合、熱画像のキャプチャはデフォルトで有効になっています。熱画像キャプチャは「カメラ設定」で無効にできます。
[tip] さまざまなセクションで異なるGSDを使用して同じ構造をキャプチャする場合、またはスキャンする構造が非常に大きい場合は、スキャンを複数の小さなスキャンに分割してみてください。最良の結果を得るには、スキャンする構造のセクションのできるだけ近くで発進します。[/tip]
3Dタワーキャプチャを使用
Skydio 2/2+ ControllerまたはSkydio Enterprise Controllerを使用してスキャンワークフロー内を移動します。手動で飛行するようプロンプトが表示されると、ワークフローウィンドウが折りたたまれ、アプリに使用可能なコントローラーショートカットが表示されます。 |
ステップ1 - スキャンモードを選択します スキャンモードとして3Dタワーキャプチャを選択します。 画面の「開始」をタップするか、コントローラーの右上のボタンを使用します。 |
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ステップ2 - スキャンサイトに名前を付けます (オプション) 必要に応じて、スキャンの名前を変更します。
スキャンの名前を変更すると、スキャンモードが置き換えられます
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[info] スキャン名には、情報交換用米国標準コード (ASCII) 文字を使用する必要があります。スペース、à、é、â、ü、ö、äなどのUnicode 文字と次の記号は、スキャンディレクトリ名でアンダースコア (_) に変換されます。< > : ;\ |/ ? * & $ { } ` ‘ “ [/info] |
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ステップ3 - 発進します 「発進」ボタンを選択したままにして、飛行を開始します。ドローンは自動的に6.5フィート (2m) まで上昇し、ホバリングします。 |
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ステップ4 - ラリーポイントを設定します スキャンが完了したら、ラリーポイントに戻るオプションを選べます。
次のいずれかのオプションを選択して、ラリーポイントを設定します。
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ラリーポイントを設定するためのヒント :
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ステップ5 - スキャン下限を設定します 下限は、スキャンする3Dボリュームの最下部を定義します。また、視覚的ジオフェンスとエッジモデルビューアでのスキャンの最下部も定義します。 下限はオレンジ色のARプレーンで表されます。発進高度はライトグレーのARプレーンで表されます。 下限を設定するには、次の2つの方法があります。
選択したら、必要に応じて下限を調整します。
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コントローラーの以下のショートカットを使用して、設定プロセスをナビゲートします。
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ステップ6 - スキャンの上限を設定します 上限は、スキャンする3Dボリュームの最上部を定義します。また、視覚的ジオフェンスとエッジモデルビューアでのスキャンの最上部も定義します。 上限は緑色のARプレーンで表されます。 必要に応じて以下の手順で上限を調整します。
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コントローラーの以下のショートカットを使用して、設定プロセスをナビゲートします。
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ステップ7 - 境界を設定します (中心と半径) スキャンする構造物を囲むようにARピラーを設定します。 「中心」と「半径」は、タワーの中心、視覚的ジオフェンスとエッジモデルビューアの横方向の境界を定義するのに役立ちます。 |
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タワーのおおよその中心に飛んで中心を設定します。Rを押して配置します。 タワーの最も広い部分を取り囲むのに十分な大きさの領域を作成できる場所に飛行して、「半径」を設定します。Rを押して配置します。
画面上のARが青色に変わり、スキャン境界が設定されたことを示し、作成したばかりのスキャンボリュームを表します。 |
中心を設定 半径を設定 境界が設定された状態 |
ステップ8 - スキャンボリュームを変更します スキャンボリュームの変更では、スキャンボリュームを下限、上限、または壁を超えて拡張します。 調整可能な距離スライダーを使用して、Skydioがスキャンボリューム外の写真をキャプチャする距離を設定します。 例 : 距離スライダーを8フィートに設定した場合、境界の1つを拡張すると、スキャンボリュームの8フィート外側で写真をキャプチャできます。
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[caution] スキャンボリュームの変更の距離を表面までの距離 (DtS) より大きくすることはできません。これが発生し、厳密なジオフェンスが有効になっている場合、DtSを超えたキャプチャ領域にあるオブジェクトの写真はキャプチャされません。 [/caution] |
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ステップ9 - 視覚的ジオフェンスを設定します スキャンボリュームの周囲に厳密なジオフェンスを有効にします。 視覚的ジオフェンスを設定するには、厳密なジオフェンス設定またはデフォルトのジオフェンス設定(上限、下限、壁)を個別に切り替えます。 デフォルトでは、Skydioは境界のスキャン距離内にとどまります。 詳細については「3Dスキャンで視覚的ジオフェンシングを使用する方法」を参照してください。 厳密なジオフェンスを有効にすると、各ジオフェンスがその境界に沿ってスキャンボリュームの外側のフライトをブロックします。 ドローンは、同じ場所からスキャンボリュームに出入りし続けます。 |
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また、安全距離と呼ばれる設定が表示され、スキャン中にSkydioが構造物から離れる距離を設定できます。詳細については「3Dスキャンで視覚的ジオフェンシングを使用する方法」を参照してください。 | |
[note]Skydioは、切り替えられたジオフェンス境界の外側にある画像キャプチャの場所をスキップします。これにより、カバレッジにギャップが生じる可能性があります。[/note] |
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ステップ10 - ARオブザーバーを設定します ARオブザーバーを使用すると、スキャンの進行状況の拡張現実ビューを観察できる視点を設定できます。 ARオブザーバーポイントを設定すると、ドローンはその位置から静止画像を撮影します。 ARオブザーバーを設定するには、次の2つの方法があります。
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ステップ11 - 探索します ドローンは、スキャンボリュームの周囲を活発かつ自律的に飛行して、スキャン対象の構造の内部モデルを構築します。 「設定を編集」を選択して、ドローンが探索フェーズを完了する速度を調整します。
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Skydioは、この内部モデルを使用して、スキャンを完了するために必要な合計スキャン時間とキャプチャポイントの数をインテリジェントに予測します。探索フェーズは通常、合計スキャン時間のごく一部であり、大まかな推定時間が提示されます。 |
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[tip] ARカバレッジメッシュを切り替るには画面右上の |
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手順 12 - 設定を確認または編集します スキャン設定の以下の概要を確認します。
現在の設定を確認し、「設定を編集」を選択して、スキャンを開始する前に調整を行います。 スキャン設定を編集すると、合計飛行時間、写真点数、必要なバッテリーの数に影響します 設定は、同じスキャンモードのスキャン間で保持されます。右上隅の「リセット」ボタンを選択して、設定をデフォルトに戻します。 |
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最高速度スライダーを使用して、Skydioが探索、スキャン、発進地点またはラリーポイントに戻る際に移動する最大速度を設定します。
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ステップ13 - スキャンします ライブカメラフィードにスキャンキャプチャポイントを示すARマーカーが表示されます。 スキャンを完了するには、複数のバッテリーの使用が必要となる場合があります。詳細については「複数のバッテリーを使用してスキャンする方法」を参照してください。
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障害物回避は「標準」に設定されており、Skydioが自律飛行する場合に変更することはできません。ドローンを手動で操縦する場合は、「デバイスの設定」メニュー内で障害物回避設定を調整するオプションがあります。 [caution]Skydio障害物回避は移動する物体を検出せず、着陸中は無効になります。詳細についてはSkydioの安全・操作ガイドを確認してください。 [/caution] |
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ステップ14 - 写真を手動で撮影する(オプション) スキャンが完了すると、シーンの写真や特定の関心領域の詳細を手動で撮影するオプションが表示されます
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[note]「一時停止」を押すといつでも手動で写真を撮影できます。必要に応じ、インターバルモードを有効にしてドローンに異なる時間間隔で写真を撮影させることもできます(5秒ごとに写真を撮影など)。[/note] |
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ステップ15 - スキャンを完了します スキャンが完了すると、新しいスキャンを開始するか、手動ラリーポイントが設定されている場合は「発進に戻る」または「ラリーに戻る」のいずれかを選択できます。
着陸後、最新のスキャンの概要と、完了したスキャンを保存または破棄するオプションが表示されます。
処理が完了したら、「完了」を選択して飛行画面に戻るか、「スキャンを確認」を選択してエッジモデルビューアに入ります。 |
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[caution]飛行後の作業中にバッテリーを取り外したり、電源を切ったりしないでください。これを行うと、データが失われます。「フライトを開始」画面に戻るまで、ドローンの電源を切ったり接続を解除したりしないでください。 [/caution] |
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Skydio, Inc. A0210
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