Skydio 3D Scanで屋内キャプチャを使用する方法
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屋内キャプチャは、建設現場、工場、倉庫などの内部空間をスキャンするために設計されています。屋内環境に合わせて自律飛行経路が調整され、デフォルトの設定は屋内マッピングミッションを安全かつ正確に実行するために最適化されています。
屋内キャプチャでは、内部ボリュームと外部ボリュームの2つのスキャンボリュームを操作できます。
下限、上限、壁の境界を定義して内部スキャンボリュームを作成します |
デフォルトでは、屋内キャプチャは内部スキャンボリュームを16フィート (5m) 拡張し、ドローンが物理的に飛行できないスペースを組み込んで外部ボリュームを作成します。 |
内部ボリュームのみ、外部ボリュームのみ、またはその両方のボリュームをスキャンするかどうかを選択します。 |
Skydioは、スキャンボリュームの外側にある特徴をキャプチャするために外向きになります。 |
GPSが使用できない環境で飛行する際にカスタムスキャン場所を設定するには地図を使用します。 |
すべての厳密なジオフェンス境界がデフォルトでオンになっており、Skydioは内部ボリュームから物理的に離れません。 |
[note]最良の結果を得るには、最小長と天井高さが13フィート (4m) の部屋のみをスキャンしてください。[/note]
動作モードの変更
スキャンを開始する前に、まずドローンを再起動して3Dスキャンモードに入る必要があります。Skydioは電源を入れ直して動作モードを記憶するため、この捜査は3Dスキャンと他のフライトスキルを切り替え時にのみ行う必要があります。
- 地上でドローンに接続しているときに3Dスキャンモードに入る必要があります
ステップ1 -「モードの切り替え」を選択します | |
ステップ2 - 3Dスキャンを選択して再起動します Skydioが自動的に再起動します。これには約1分かかります。 再起動後、Skydioはコントローラーとモバイルデバイスに再接続します。 |
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ステップ3 - フライトを開始します Skydioが3Dスキャンモードに入ると、飛行の準備が整います。
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[note]フライトスキルへのアクセスを回復するには、3Dスキャンを終了する必要があります。終了するには、まずドローンを着陸させます。飛行画面に戻り、「スキルを使用」を選択します。「デバイス設定」メニューで機体モードを変更するオプションもあります。[/note] |
飛行開始前の確認事項 :
- 屋内キャプチャにはGPSは必要ありません。
- シーリングライトからの配線など細い障害物に注意してください。
- プロペラのダウンウォッシュの影響を受ける可能性のある小さな物体が部屋にないことを確認してください。
- 薄暗く狭い環境ではスキャンしないでください。
- Skydioは、60インチ (152cm) 四方を超える窓や鏡などの透明または反射する表面を回避しません。
- 必要に応じて前のステップに戻り、ワークフロー内の任意のステップをやり直すことができます。これを行うと、既に完了したステップがリセットされ、キャプチャされたメディアはすべて破棄されます。
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屋内キャプチャでは、視野が狭くなり、16フィート (5m) の最小焦点距離で焦点距離が短くなるため、Skydio X2 Color/Thermalでの使用は推奨されません。
- Skydio X2 Color/Thermalで飛行させることを選択した場合、熱画像のキャプチャはデフォルトで有効になっています。熱画像キャプチャは「カメラ設定」で無効にできます。
スキャンを設定する際のヒント
ドローンの配置によって、XパスとYパス中に写真を撮影する角度が決まります。ドローンを壁と平行 (45°) に配置して、再構築のための視差を増やすことを検討してください。 |
スキャンに複数のバッテリーが必要な場合は、発進の際の正確な位置と向きに注意します。 |
下限はできるだけ低く設定します。 |
上限はできるだけ高く設定し、ワイヤーや照明などの障害物の下になるようにします。 |
部屋全体をスキャンする場合は、壁ARピラーを部屋の壁や端にできるだけ近づけて設定します。 |
スキャンボリュームの外側にある表面をキャプチャする場合は、ピラーの外側をスキャンを有効にします。 |
屋内キャプチャワークフロー
Skydio 2/2+ ControllerまたはSkydio Enterprise Controllerを使用してスキャンワークフロー内を移動します。手動で飛行するようプロンプトが表示されると、ワークフローウィンドウが折りたたまれ、アプリに使用可能なコントローラーショートカットが表示されます。 |
ステップ1 - スキャンモードを選択します スキャンモードとして「屋内キャプチャ」を選択します。 画面の「開始」をタップするか、コントローラーの右上のボタンを使用します。 |
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ステップ2 - スキャンサイトに名前を付けます (オプション) デフォルトのスキャン名は、選択したスキャンモードとそれに続くUTCタイムスタンプで構成されます スキャンの名前を変更すると、スキャンモードが置き換えられます
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[info] スキャン名には、情報交換用米国標準コード (ASCII) 文字を使用する必要があります。スペース、à、é、â、ü、ö、äなどのUnicode 文字と次の記号は、スキャンディレクトリ名でアンダースコア (_) に変換されます。< > : ;\ |/ ? * & $ { } ` ‘ “ [/info] |
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ステップ3 - GPS位置を設定します 衛星地図を使用して、スキャンサイトのGPS位置を設定します。 設定した場所と方位は、スキャン写真のGPSメタデータで使用されます。 GPS位置情報を設定するには、次の2つの方法があります。
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ステップ4 - 発進します 発進ボタンを選択したままにして、飛行を開始します。ドローンは自動的に6.5フィート (2m) まで上昇し、ホバリングします。 |
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ステップ5 - ラリーポイントを設定します スキャンが完了したら、ラリーポイントに戻るオプションを選べます。
次のいずれかのオプションを選択して、ラリーポイントを設定します。
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ラリーポイントを設定するためのヒント :
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ステップ6 - スキャン下限を設定します 下限は、スキャンする3Dボリュームの最下部を定義します。また、視覚的ジオフェンスとエッジモデルビューアでのスキャンの最下部も定義します。 下限を設定するには、次の2つの方法があります。
選択したら、必要に応じて下限を調整します。
下限はオレンジ色のARプレーンで表されます。発進高度はライトグレーのARプレーンで表されます。 |
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コントローラーの以下のショートカットを使用して、設定プロセスをナビゲートします。
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ステップ7 - スキャンの上限を設定します 上限は、スキャンする3Dボリュームの最上部を定義します。また、視覚的ジオフェンスとエッジモデルビューアでのスキャンの最上部も定義します。 上限は緑色のARプレーンで表されます。 必要に応じて以下の手順で上限を調整します。
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コントローラーの以下のショートカットを使用して、設定プロセスをナビゲートします。
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ステップ8 - 境界を設定します 拡張現実 (AR) のピラーを設定して、スキャン対象の内部の輪郭を描きます。 これらのピラーは、視覚的ジオフェンスの横方向の境界と、エッジモデルビューアでのモデルの横方向の領域を定義します。
ピラーの設定には以下の2つの方法があります。
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[note]スキャンボリュームは自動的に16フィート (5m) 拡張されるため、ピラーを壁の後ろへドラッグする必要はありません。[/note] |
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[tip]部屋全体をスキャンしたい場合は、ピラーを部屋の端にできるだけ近づけてください。[/tip] |
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ステップ9 - スキャンボリュームを変更します スキャンボリュームの変更では、スキャンボリュームを下限、上限、または壁を超えて拡張します。 デフォルトでは、スキャン領域はすべての境界に沿って16フィート (5m) 拡張されます。
厳密なジオフェンスが有効になっている場合、ドローンは外向きとなり、物理的に飛行することなく、スキャン境界の外側にある表面の写真をキャプチャします。 キャプチャ領域を拡張する場合、2つのオプションがあります。 |
内部ボリュームと外部ボリュームの両方をスキャン (デフォルト) |
ピラーの内側をスキャンでは、スキャンボリューム内にあるすべてのものをキャプチャします。この設定を無効にすると、スキャンボリューム内のすべての構造が除外されます。 |
内部ボリュームのみをスキャン |
ピラーの外側をスキャンを使用すると、ドローンは元のスキャンボリュームの周囲の領域をスキャンし、「内から外向き」のスキャンを効果的に実行できます。上限、下限、壁の3つの境界のいずれかを超えて拡張することを選択できます。 |
外部ボリュームのみをスキャン |
ステップ10 - 厳密なジオフェンスを設定します 3つの厳密なジオフェンスはすべて、屋内キャプチャではデフォルトでオンになっています。 上限、下限、壁を個別にオンまたは オフに切り替えて、ジオフェンスを設定します。 厳密なジオフェンス (ON) を有効にすると、その境界に沿い、スキャンボリュームの外側の飛行がブロックされます。
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また、安全距離と呼ばれる設定が表示され、スキャン中にSkydioが構造物から離れる距離を設定できます。詳細については「3Dスキャンで視覚的ジオフェンシングを使用する方法」を参照してください。 | |
[note]Skydioは、切り替えられたジオフェンス境界の外側にある画像キャプチャの場所をスキップします。これにより、カバレッジにギャップが生じる可能性があります。[/note] |
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ステップ11 - ARオブザーバーを設定します 拡張現実 (AR) オブザーバーを使用すると、スキャンの進行状況の拡張現実ビューを観察できる視点を設定できます。
ARオブザーバーを設定するには、次の2つの方法があります。
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ARオブザーバーを手動で設定するためのヒント
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ステップ12 - 探索します ドローンは、スキャンボリュームの周囲を活発かつ自律的に飛行して、スキャン対象の構造の内部モデルを構築します。 「設定を編集」を選択して、ドローンが探索フェーズを完了する速度を調整します。
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Skydioは、この内部モデルを使用して、スキャンを完了するために必要な合計スキャン時間とキャプチャポイントの数をインテリジェントに予測します。探索フェーズは通常、合計スキャン時間のごく一部であり、大まかな推定時間が提示されます。 |
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ステップ12 - 設定を確認または編集します スキャン設定の以下の概要を確認します。
現在の設定を確認し、「設定を編集」を選択して、スキャンを開始する前に調整を行います。 スキャン設定を編集すると、合計飛行時間、写真点数、必要なバッテリーの数に影響します 設定は、同じスキャンモードのスキャン間で保持されます。右上隅の「リセット」ボタンを選択して、設定をデフォルトに戻します。 |
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最高速度スライダーを使用して、Skydioが探索、スキャン、発進地点またはラリーポイントに戻る際に移動する最大速度を設定します。
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ステップ14 - スキャンします ライブカメラフィードにスキャンキャプチャポイントを示すARマーカーが表示されます。 スキャンを完了するには、複数のバッテリーの使用が必要となる場合があります。詳細については「複数のバッテリーを使用してスキャンする方法」を参照してください。
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[caution]Skydio障害物回避は移動する物体を検出せず、着陸中は無効になります。詳細についてはSkydioの安全・操作ガイドを確認してください。 [/caution] |
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ステップ15 - 写真を手動で撮影する(オプション) スキャンが完了すると、シーンの写真や特定の関心領域の詳細を手動で撮影するオプションが表示されます
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[note]「一時停止」を押すといつでも手動で写真を撮影できます。必要に応じ、インターバルモードを有効にしてドローンに異なる時間間隔で写真を撮影させることもできます(5秒ごとに写真を撮影など)。[/note] |
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障害物回避は「標準」に設定されており、Skydioが自律飛行する場合に変更することはできません。ドローンを手動で操縦する場合は、「デバイスの設定」メニュー内で障害物回避設定を調整するオプションがあります。 | |
ステップ16 - スキャンを完了します スキャンが完了すると、新しいスキャンを開始するか、手動ラリーポイントが設定されている場合は「発進に戻る」または「ラリーに戻る」のいずれかを選択できます。
着陸後、直近のスキャンの概要と、完了したスキャンを保存または破棄するオプションが表示されます。
処理が完了したら、「完了」を選択して飛行画面に戻るか、「スキャンを確認」を選択してエッジモデルビューアに入ります。 |
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[caution]飛行後の作業中にバッテリーを取り外したり、電源を切ったりしないでください。これを行うと、データが失われます。「フライトを開始」画面に戻るまで、ドローンの電源を切ったり接続を解除したりしないでください。 [/caution] |
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Skydio, Inc. A0210
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