ドローンの帰還動作を設定することは、安全な帰還飛行と着陸を保証するための飛行前の安全対策として重要です。手動または自律により帰還がトリガーされると、Skydioはユーザーが指定した高さまで上昇してから帰還飛行を開始します。この帰還の高さ、およびその他の帰還設定をカスタマイズして、ドローンの帰還経路に障害物、人、動物が入らないようにすることができます。
Skydio 2/2+が電話、ビーコンやコントローラーとの通信を失った場合でも、障害物回避機能は継続して動作します。信号が途絶えた場合は、慌てず、Skydioを自律帰還させます。
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コントロールデバイスとSkydio 2/2+ の信号接続の強さを監視することができます。接続状況アイコンを選択すると、接続されているドローンの状態、信号強度、GPS品質、捕捉衛星数が表示されます。 |
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接続切断時の帰還動作
接続が切れた場合、Skydioは、フライト前に選択した「接続切断」設定にまず従います。
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帰還前待機 - 再接続の時間を考慮して、Skydioが帰りのフライトを開始するまでの待ち時間を指定します。
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帰還して着陸 - 有効にすると、Skydio は帰還し、指定した時間ホバリングした後に着陸します。
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着陸前待機 - 着陸前にSkydioが待機する時間を0~300秒の間で指定します(デフォルトは240秒)。この設定は、「帰還して着陸」がトグルスイッチでオンになっている場合のみ有効です。
接続切断の設定に従った後、Skydioは選択した帰還動作の設定に従います。帰路の間は、ドローンの速度、向き、高さなどの設定が調整されます。
帰還動作の詳細については、記事「Skydio 2/2+の帰還動作を理解する」をご覧ください。
被写体を追尾する場合
Skydio 2/2+ は、GPSとWiFiを併用したビジュアルトラッキングにより位置を確定し、被写体を追尾します。特に、被写体が素早く移動している場合、これらの関係する信号が環境によって不明瞭になることがあります。
ホームポイントが設定されている場合。
Skydioアプリ内の地図上にホームポイント(離陸地点)を設定し、被写体を追尾している場合、Skydioは20秒間、またはドローンがバッテリー低下により帰還を要するまでの間(どちらか早い方)、被写体を追尾し続けます。追尾が停止した後、Skydioは指定された帰還前待機時間の時間分(20秒分)待ってからホームポイントに戻ります。
[info]例:飛行開始する前に帰還前待機を30秒に設定しており、飛行中の被写体の追尾中にSkydioがコントローラーとの接続を失ったとします。この場合、ドローンは20秒間被写体を追尾し続け、さらに10秒間待機した後、ホームポイントに帰還します。[/info]
ホームポイントが設定されていない場合
ホームポイントを設定せず、被写体を追尾している場合、Skydioは20秒間追尾を継続します。その後、指定された帰還前待機時間 (マイナス20秒) を経過すると、接続中に被写体を追尾していた最後の地点に帰還します。
被写体を追尾しない場合
ホームポイントが設定されている場合。
Skydio は設定されたホームポイントに戻ります。
ホームポイントが設定されていない場合
ホームポイントが設定されておらず、接続が失われた場合、Skydio 2/2+は、発進以降に被写体が追尾された最後の場所に移動します。このフライトで追尾された被写体がない場合、Skydioは発進地点に戻ります。
[info]例:あなたがトレイルをサイクリングしながら自分を追尾できるように、モーショントラックスキルでフライトを開始します。この同じフライト中に、マニュアルスキルに切り替え、ドローンを操縦して映画のような映像を撮影します。ドローンとの接続が切れ、しかもこのフライト用のホームポイントを設定していませんでした――こうした状況に基づき、Skydio は、ホバリングして帰還前待機設定で設定された時間だけ待機した後、あなたを最後に追尾した場所まで戻ってきます。[/info]
詳細については、GPSに関する関連記事を必ず確認してください。
紛失したドローンの回収
Skydio 2/2+ を紛失した場合、 Info タブ (Info > Devices)で自分の車両を選択し、さらに「Find < 車両の名前> 」を選択すると、最後に確認できた位置を表示することができます。
ご質問がある場合、またはサポートが必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。 Skydioサポート
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